やさしいせかい

Matsumoto Ten 's Journal



f:id:matsumoto_ten:20160807005732j:plain



休日.   サンドウィッチ.  桃.


f:id:matsumoto_ten:20160807005943j:plain


何かの実ではありません.

パンです.

チーズとマスタード インしてトースト、そして開いたところ.



わたしは、先週初めて、サブウェイのサンドウィッチを食べたのですが、衝撃的においしくて、次のお休みはサブウェイ風の気分で朝ごはんを食べたい、と決めていたのです.


それっぽいパンも、エビもアボガドもないけど、気分だけは味わえました.





4月の初めに、妊娠したことがわかったとき、

うれしくて うれしくて わいさんと涙が出るほど よろこびました.

(ずうっと、このときを待っていたのです)

よいことばかり想像して、ワクワクしていました.


でも実際には、これまで経験したことのない、

体の苦しみの始まりでした.


何もたべられず、起き上がって動くこともままならず、

寝たきりの状態が2ヶ月続きました.

お風呂や歯磨きは、死に物狂いでどうにか.(お風呂は3日に一度が限界でした)

寝たきりと言っても、つらくて、眠れないのです.起きて、意識がある間じゅう、ううう、とうなることしかできない.

横になるか、吐くか.  (お腹の中には、吐くものなんてないのですけど)それしか選択肢がありませんでした.


よく、ドラマとかで、ご飯の炊ける匂いで、うっとなってトイレに駆け込む、ってシーンがあったりするけれど、

わたしの現実はそんな甘いものではなかった.


体が苦しいと、じぶんのことばかり考えてしまう.

わたしは、わいさんにも、近くに住む両親にも、そして職場のみんなにも、大きな迷惑かけちゃったけど、感謝する余裕もなく、過ごしてしまったような気がします.


ようやく、ようやく、

すこしずつ、食べられるようになって、

そして、こうやって、休日の朝ごはんをたのしみにできる日がやってきた.

お昼を過ぎれば、気分が悪くなり、眠るまでずーっと、ううう、な状態になるので、午前中だけでも楽しみたい、今日この頃、なのです.





いままでいろんな想像をしてきました.

お腹の中に赤ちゃんがいるとゆうのは、どんなかんじだろう、

とてつもなく優しいきもちになって、優しい絵でも描き始めたりするんだろうか、

毎日話しかけたり、歌って聞かせたりするんだろうか、…


でも、体が苦しい間は、

よろこびよりも、じぶんの体と、なにより赤ちゃんが無事でいてくれるのかどうか、

心配で心配で、

そんな穏やかな気分になることはなかった.



最近ようやく、赤ちゃんが動いているのを感じて、

わあ、ほんとうにいるんだ、、という、じんわりとした実感があります.



わたしの、母性とか、恐怖心とか、そして感動やよろこびを全く無視して、

赤ちゃんはとにかく、生きて、産まれようとしている.  そのことだけは強くかんじます.

そうなのです、わたしが、よし産むぞと意気込もうが、意気消沈しようが、

そんなことおかまいなし.  

この人は、産まれようとしてる.  

わたしは、応援することしかできないけど、その応援もまた、わたしにしか、できないことがたくさんあるのだから(なにしろ体の中にいるのだし、わたしが栄養をおくっているのだから)、

できることは、精一杯やろう、

とおもいます.



心にすこし、余裕ができてきたのか、

わたしーのー、ところーにー、きてくれて、ありがーとーうー

ってゆう変な歌を ねっころがって、 うたっています.


応援してるからね、

がんばるんだよ.


わたしもがんばるよ.



(^.^)  なまえ なにがいいの

         なにいろが すきなの